太陽光発電導入による実績分析

2023年11月末に転居した新居へ導入した太陽光発電/蓄電池システムの稼働及び収支分析です。

システムの概要として
 太陽光パネル発電容量 5.4KW
 蓄電池容量      11KWH
  光熱費オール電化でIHヒーター、エコキュート、冷暖房はエアコン
 太陽光発電電力は、自家消費モードに設定し、余剰電力のみ売電
 電気料金契約は入居時8KVAを従量電灯B 60Aに契約変更
  エコキュートは内部時計を10時間遅らせて、天候に関係なく日中に沸き上げるよう設定変更

以上の条件での下記グラフは発電、消費、売電、買電の2023/12月から昨日1/22までの実績推移です。

天候や生活状況により日々の変化が大きいため、過去30日の平均値を線グラフにしてみました。

グラフ2.jpg

発電量の最大日は5/10で33.65KWHの発電量で、30日平均の最大は8/15の22.85KWH
発電量30日平均最小日は想定外の11/21で10.18KWH


2024年の30日平均電気消費量最大日は1/19日の20.51KWHでしたが、2025年の大寒日1/20に23.31KWHと記録を更新しました。
30日平均消費量最小日は10/19の9.32KWHでした。

夏の冷房より冬の暖房のほうが大量の電力を消費しています。

3/8から11/14までは消費量より発電量が多く、ほぼ同じ期間は売電力も買電力を上回る結果になりました。

次のグラフは2024年1年間の発電、消費、売電、買電の総電力量です。
グラフ1.jpg
このグラフでは発電電力量は消費電力量を上回り、売電力も買電力を上回る結果を示しています。

上の諸数値の収支をグラフ化してみました。
太陽光発電電力収支分析図.jpg
蓄電池の充放電やパワコンの効率の影響で発電量の10%近くのロスが生じていることが確認できました。

電気料金.jpg

電力量から見るとプラス収支ですが、買電単価は44円/KWHであるのに対し売電単価は16円/KWHと低いためマイナス収支になりましたが、消費量から試算した年間電気料金17万円に対して20,660円、月々の総光熱費平均が1,722円に収まっています。
但し、年間の買電力料金51,496円のうち、21,700円が基本料金であることから、消費電力の少ない時期は契約電力量を減らすことによる基本料金の節減を考えています。

転居前は電気、プロパンガス、灯油による給湯暖房で年間29万円程の光熱費が発生していましたが、電気料高騰している状況下、太陽光発電の導入によりかなりの省エネを実現できました。

この記事へのコメント

2025年01月24日 19:59
素晴らしい、管理! 太陽光発電、うらやましいです((*'ω'*)
2025年01月25日 17:15
koo1kooboo2018さん
太陽光パネルの発電効率は経年変化で徐々に低下し、買電価格の上昇、
売電価格は10年後にはタダ同然になります。
試算では10年以内に設置費用は回収できる見込みですが、電気代を気にしないで冷暖房を使える安心感は大きいと思います。